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zoom RSS 『沈黙の艦隊』・・・Mozartはお好きですか?

<<   作成日時 : 2006/03/12 18:27   >>

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 少し前の日曜日、読売日本交響楽団の演奏でモーツァルトの交響曲41番K.551(ジュピター)を聴きました。指揮はマンフレッド・ホーネック。かなり速くってスリルを感じさせる演奏だったと思います。(CDでカラヤン指揮のゆっくり演奏と聞き比べたら別の曲みたい。)久々に聴いたオーケストラ演奏はとっても良くて、第4楽章なんか感動でうるうるしてしまいました。私は音楽には詳しくないけど、明るく絶唱して泣かせる辺りがモーツァルトの好きなところ。(参考:交響曲41番

 ところで。モーツァルト「ジュピター」と言えば、かわぐちかいじ先生作『沈黙の艦隊』の海江田四郎艦長でしょう♪ストーリーは超有名だから詳しく御紹介しませんが、海江田四郎という海上自衛官が日米合作の原潜を奪って独立国家を宣言し、全世界に革命を起こそうと試みるお話で、読むと妙に気が大きくなる空想漫画です。でもって登場する自衛官、米海軍、政治家、大統領がいちいち魅力的でシビれるんだ!キケンな漫画だ!(笑)女性が殆ど登場しないので、むさくるピクニック(←?)状態ですが、そこは美形の速水健次副長が花を添えてくれます(違うだろ)。でも、かわぐち先生が描く速水さん系の美男って他の作家が描けそうで描けない色気があってステキなんだな〜。先生的には誰かモデルがいるのかしら☆・・・っと、速水さんで語るんじゃないんだ。ジュピタージュピター。

 『沈黙〜』には虚実ない交ぜでいろんな潜水艦の戦法が登場しましたが、中でも一番マンガっぽくて自分的に盛り上がったのは、水中で大音量で「ジュピター」を流しちゃうヤツと、フローティングアンテナで潜水艦ごと逆さ吊りしちゃうヤツ(←韓国映画『ユリョン』で映像版が観られる。しかし現実には素人目にもアンテナの方が先に切れるだろ・・・どうなの?)だったような気がします。

 人質にとった米軍のライアン大佐と艦長室で差し向かいになった海江田艦長が「モーツァルトはお好きですか?」なんつって「ジュピター」を聞かせる場面があって、その中で海江田さんはジュピターを聞くと「大海を泳ぐ魚のような気分」になるって言うんですね。対してヘッドフォン押し付けられた大佐は「故郷のミシガンの風にゆられているようだ」なんて返すんですね、確か。(手元に本がないので記憶に頼ってますスミマセン)。私はこの場面を初めて読んだ時、「ジュピターって明るく元気な曲でしょう?!40番の間違いじゃ?」と余り納得行かなかったのです。

 でも『沈黙の艦隊』を全部通して読み直してみたとき、やっぱりあそこは『ジュピター』で良い様な気がしました。『沈黙〜』の初めの方では、海江田艦長の描かれ方は終盤に比べてずっとミステリアスな感じですし、「軍人」というくくりで海江田さんを見ると交響曲40番(笑い泣きしながら走ってるような、ちょっとイッちゃってる曲に思える)が似合う様な気がしたのです。多分。けれど読み進むにつれ、満を持して夢に懸ける「革命家」、自信に満ちた「国家元首」として海江田さんを見るようになると、やっぱり41番。モーツァルト的にも最後の交響曲であり、集大成に相応しい作品なんだなぁ・・・。『沈黙〜』は当初、深町洋艦長が主人公のオムニバス漫画になる予定だったというし、海江田さんの人物像も変わっていったと思うので、結果論かもしれませんが。
・・・なんて一人で納得していたら、アニメ版DVDではなんと40番に変えられてました。ぎゃぼ!!(c)のだめ

 因みにもう少し後の巻で登場するソ連の艦長アンドレイ・ロブコフ大佐には「私はモーツァルトは悪魔の申し子だと思っている」とかいう台詞(またもやうろ覚え。)もありましたっけ。そんなロブコフ大佐はトルストイの全集を艦長室に置いているんだったっけな確か。こういった人物設定をスッと楽しめるような教養が欲しいものです。あー、もっと本読んで勉強しよ。

・・・
最初に書いた読日響のコンサートでは他にショスタコーヴィチとヨハン・シュトラウスが聞けて、アンコールの締めは「ラデツキー行進曲」。会場も手拍子で大盛り上がり♪ニューイヤーコンサートみたいで楽しかった〜。たまにはクラシックも良いね!下世話な話、2時間半5000円が安く感じました(3階席だけど)。打楽器の皆さんが傘さして踊っちゃったり、鍛冶屋さんになっちゃったり、大熱演だったのもカナリ笑えたしな。(特に傘。東京音頭が聞こえそうなくらいエッサエッサ振ってるんだもん。しかも全員バラバラで揃ってないんだ・・・。笑)
 そういえば、『のだめカンタービレ』の影響で若い聴衆が増えてるのかと思っていたら全然そんなことはなくて、ホールはご年配だらけ。そんなもんか。

<↓参考文献>
作品本編じゃなくて少しマニアックな『沈黙〜』解説書。艦内で大音響を発した場合、実際はどうなるかとか、冷静に解説してあります。自衛官へのアンケートが面白かった。「やまと」を撃沈する方法は?の問いに「相手にしない。」なんて回答もあり。んー、クールで安心安心。

<AISBN:4062076519>沈黙の艦隊 解体新書</AISBN>
沈黙の艦隊 解体新書

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